2014年7月5日土曜日

Rumah Topeng & Wayang公演日記 ②

そもそも今回の公演のあらすじはこうである


中国の交易船がバリ島北部近くの海で座礁。乗っていた船団長の娘カン・チン・ウィ(ディディク)は海岸へと避難する。

当時のバリ島北部一帯を治めていたジャヤ・パングス王(セカール)は、浜辺にいるカン・チン・ウィを見つけ、手厚く保護するうちに互いへの想いが芽生え、結婚する。

しかし、長い間子宝に恵まれず、ジャヤ・パングス王は子を得るための瞑想修行のため、バトゥール山へと赴く。

バトゥール山で瞑想を続ける王のもとに現れたのはひとりの美しい女性(津村)はその魅力に抗えず、バトゥールにて妻として娶り、子をもうける。

長きにわたり帰ってこないを心配するカン・チン・ウィ。父であるラトゥ・スバンダル(小谷野)の勧めにより、自らバトゥールへと夫を探しに出かける。

バトゥールに到着したカン・チン・ウィが見たのは、別の女性と仲睦まじく暮らしているの姿。
カン・チン・ウィは驚き問い質すが、は答えることができない。バトゥールの妻が既婚であることを知らず、悲しみに暮れる。

やがてバトゥールの妻が口を開き、その正体を明らかにする。
「私はこの湖の女神。私のこの悲しみ、この怒り。これを解放してしまえば、山は火を吹き、一帯は壊滅するであろう。しかし、我が子のことを思えばそれはできぬ。この怒りを鎮めるには、生贄が必要だ。ジャヤ・パングスよ、そなたの命を生贄としていただこう」

戸惑うジャヤ・パングスの隣に進み出たのはカン・チン・ウィ
「この人が生贄になるのなら、私も共に…」

これを受け入れた湖の女神は、ふたりを生贄とし、この地は鎮まることとなった。
ふたりはこの地の守り神として祀られることとなる。                            

(小谷野氏Facebookより引用)



日もすっかり沈んだ午後8時頃、会場に着いて稽古を始めた。小谷野氏のプロデュースと津村氏のサポートにより、すんなりイメージをつかめた感じ。
昨年の11月にも此処ウブドでガムランとコラボレーションを経験しているおかげかも。

                     奥より 津村、ディディク、セカール、小谷野
                                 

つづく…


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